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公益財団法人 日本科学協会

日中未来共創プロジェクト

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活用者からの声

中国の大学からの声 2006

※原文が日本語の声は、原文を尊重して手を加えず掲載しました。
原文が中国語の声は、原文に忠実に和訳して掲載しました。

日本語原文

斉斉哈爾大学 外国語学院 日本語科 3年 郝楠

国境を越えて活用される日本の知識

合肥学院日本語学科 鮑徳裕

 日本からの図書をはじめて知ったのは一年前です。日本からいろいろな書籍をいただき誠にありがとうございます。
 私は3年生ですが、それまで日本語の本を原書で読んだことがありませんでした。本棚に並んだ沢山の日本の本に接した時には大変うれしく感じました。日本の皆さん、ありがとうございます。皆さんのお陰でさまざまな本に出会うことができます。
 日本の食文化について私はとても興味があります。贈ってくださった書籍の中から「日本の食風土記」「食べるクスリ」という2冊の本を読みました。とても面白かったです。味噌汁は日本の人にとってなくてはならないものだということがわかりました。本を読んだ後、味噌汁のことがもっと知りたいと思いました。そして、その本の説明どおり、自分で作ったり、飲んだりしてみたいと思いました。また、たくさん料理に関する言葉も覚えました。勉強しながら楽しむことができます。そのほか、日本では地方によって食文化にも違いがあることも知りました。
 今度、寄贈いただいた本は扱っている題材の範囲がとても広く内容も充実しています。いろいろな種類があります。機械学さえあります。それぞれの需要に応じて本を読むことができます。私たちは本当にたくさんの知識をもらっています。日本語の勉強に大変役立つだけでなく、別の分野の勉強の助けにもなります。私は、国際貿易の仕事をするつもりですので、日本の経済を知りたいと思っています。贈っていただいた「基本現代経済学入門」という本を読みました。経済学に対する自信がつきました。
 感謝を込めて心して読みたいと思います。日本からの知識を取り入れて、自分のものにできるのですから、知識は国境を分けることがありません。日本の皆さまに改めてお礼申し上げます。

斉斉哈爾大学 外国語学院 3年 王文彬

稀少な日本語版図書を通じて「日本」を多角的に理解

斉斉哈爾大学 外国語学院 3年 王文彬

 チチハル大学に図書を寄贈していただいて、誠にありがとうございます。私達は日本語版の図書を読む機会が非常に少ないです。それで、日本から寄贈いただいた図書は私達にとても役立ちます。
 寄贈いただいた約7000冊の図書にはいろいろな分野があり、日本の経済、政治、文化、地理、医療、科学、法律などに関する図書が含まれています。お蔭様で、寄贈いただいた図書を通じて、日本社会の状況を理解し、また、日本の社会、文化、経済の発展を研究することができます。心からありがとうございます。
 私の専門は日本語言語文学ですが、日本の経済にも興味を持っています。大学を卒業した後、日本の会社で働くために、日本の経済をできるだけ勉強したいと思います。いろいろな分野の図書を読むことは、就職するにしても大学院に進むにしても、役に立つことであり、このことは他の人にとっても同じです。
 日本は世界二位の経済大国で、第二次世界大戦後に有効な措置を取ったり、欧米の新技術を導入したりしため、急速に発展しました。こうした経験は学ぶべきです。
 1984年に改革開放して以来、中国は積極的に外国の資金を利用して経済を発展させ、大変な変化が起きています。外国の進んだ経験や教訓を取り入れてからも、独自の道を歩んできました。そのため、中国の経済は近年めざましい発展を遂げたにもかかわらず、まだ発展途上国です。ですから、経済を発展させることは最も大切な任務であります。
 私達は、中国と日本が共に発展することを目指して、一生懸命勉強しなければなりません。  日本の皆さまのご恩に報いるよう、微力ですが、精一杯努力し、中国と日本の友好のためにできるかぎりのことをするつもりです。

斉斉哈爾大学 外国語学院 日本語科 3年 丁巍巍

現代日本人の日常生活に密着した情報が欲しい

斉斉哈爾大学 外国語学院 日本語科 3年 丁巍巍

 我が校は日本からたくさんの本をいただきました。これらの本は、私たちにとっては日本の文化や風俗などを調べるのにとても便利で、我が日本語科の教師と学生は言うに及ばず、学外の利用者からもとても高い評価を得ております。私たちは心からお礼を申し上げます。
日本語を習う時、日本の風俗とか、日本人の習慣とか、日本についてたくさんのことを知る必要があります。それらを知ってこそ、さらに深く日本の言葉を習得することができます。
 私は、「日本人の着る風俗」という本を読んでから、日本の風俗について深く認識するようになりました。現代の日本人は、日常、ほとんど洋服を着て生活しています。私は、日本人は和服がいやになったと思っていました。でも、「日本人の着る風俗」を読んだ後には、そんなことはないと知っただけでなく、日本人の着物についてもたくさんのことを習いました。日本人は、正装として或いは室内着として現在も和服を愛好しています。なかでも一番豪華なものは、花嫁が着る打掛です。これには、絹の布地に金銀の箔を織り込んだ金糸、銀糸で刺繍を施し、多くの花鳥の図案模様を描いたものが用いられます。男性が着物を着るのは、現代では主としてくつろぎのための室内着に限られますが、正月などに自宅において客をもてなすときなどには、和服を着ることも珍しくないです。
 以上が、この本から習ったことです。この本は、日本語の勉強に有益であり、実用的な価値も高いと思います。
 これらの良質な本を寄贈してくださる日本の皆さまに重ねてお礼を申しあげます。現代の日本人の生活に関する本がもっと多くあればいいと思います。たとえば、日本人の生活の中で頻繁に使われる言葉や現代の日常生活の中の流行語に関する本などです。また、通訳と翻訳についての本や何かの話題についての論文の本や優秀な作文についての本など、よっかたら、私たちもとてもありがたいと思います。これから続いて我が校を支持していただき、私たちはかならず大変嬉しいです。 

大連外国語学院 日本語学部 3年 雍佳

寄贈図書閲覧室は自由に泳げる図書の海原

大連外国語学院 日本語学部 3年 雍佳

 大連外国語学院日本語学部の雍佳と申します。友達から図書館の3階には閲覧室があって、中には日本科学協会から寄贈された日本語版の図書が並んでいると教えられたので、すぐそこへ見に行きました。入るや否や、自分が日本の本屋にいるような感じがしました。閲覧室はあまり大きくありませんが、寄贈図書は政治、経済、社会、文化、言語、歴史、科学技術などと広範な分野に亘っています。なぜ、以前、こんなにすばらしい自由に泳ぐことのできる図書の海原のことを知らなかったのだろうと、なんだか遺憾な気持ちがしました。
 本棚から「新国語要覧」という本を取って読んでみたところ、日本語の音声と音韻や文字や語彙や文法などの知識について詳しく説明してくれただけでなく、最新の研究結果も発表してありました。特に、日本国内の各言語学派やそれらを代表する言語学者、そして、代表的な学説なども図表の形にしてあるので、手軽に比較することができます。この閲覧室を通して日本のあらゆる分野の状況、しかも一番新しい情報を手に入れることができ、知識が豊かになりました。日本語専攻の学生は皆これらの本の恩恵を受けていて、論文を書くときも、日本、日本語についての知識クイズ大会に参加する前も、この閲覧室に足を運びます。本当に大変役に立ちました。
 私たち日本語を専攻している学生は、こんなに多くのすばらしい本を提供してくださった日本の皆様に心から感謝いたします。そして、これらの本を利用して、知識をもっともっと吸収して、中日両国の友好関係をより良く深く進めるよう、努力したいと思っております。これからも、より多くより新しい日本語版図書が閲覧できるよりに期待しております。

南京大学 大学院修士課程 日本言語文化専攻 1年 趙群

知識の海原を賜わり、ありがとう

南京大学 大学院修士課程 日本言語文化専攻 1年 趙群

 魚が水を離れると生きられないと同じように、学生や教師のような学問に携わる人は書籍を奪われると一歩も歩めずという窮地に陥ることがある。書籍は人間が愚かな状態から脱出するための有効な媒体のひとつとして人類の文明向上と歴史発展の面で大きな役割を果たしてきた。
 ところで、今日のような情報化社会に入ると、音声や映像などいろんなマスメディアが次から次へと登場して人々の日常生活を彩り、現代人の生活に未曾有の多彩さをもたらしている。そうすると、知識を伝承するメディアとしての書籍の作用はさぞ弱まってしまうのではないかと疑う人がいるかもしれないが、そうではないとはっきり答えることができる。なぜかというと、知恵のシンボルとしての書籍はただ知識を伝えるのみならず、浮世にとらわれず悠然たる心を以って読書を楽しむ雰囲気をも与えてくれるからである。このことから結果よりも過程の方がより重んじられるべきであるということが分る。
 このように書籍は実生活には欠かせないものなので、知識人だけでなく誰もが本を読むべきであることは言うまでもないだろう。残念なことに、いろいろな原因により自分の読みたい本がなかなか手に入らないことも往々にしてある。私個人の経験からするとそれは遺憾なことであり、実に辛い思いである。私は4年間の大学生活をこの大学で過ごしたが、そのうちの3年間は外のキャンパスで勉強していた。そのキャンパスは静かで自然に恵まれた所だが、語学の勉強にいい環境とはとても言えない所だった。なぜかというと、図書館は大きくて書籍も沢山入っているのに日本語に関する書類がごく少なかったからである。先生に文句を言ったら、「鼓楼のキャンパスには中日文化交流センターが最近設立された。行って見たらどうだ。」と言われて、嬉しくなって先生の意見に従って、次の日にわざわざバスで「中日文化交流センター」に向かった。
 そうした初めての出会いをきっかけに、私たちはそれから頻繁にそこに出入りするようになった。経済、法律、文学、文化、言語、哲学、宗教、歴史、社会学などいろいろな面にわたる日本社会の縮図とも言えるようなその小さい図書室は、われわれ日本語科の学生の知識の源になり始めた。いや、日本語科の学生どころか、歴史学部や社会学部など他の学部の先生や学生もよくそこを利用している。隣の大学の先生までこのセンターに来てよく本を借りるのである。実はこうしたことをこの目で何回も見たことがあり、その人達に会釈した覚えもある。日本へ行って実地調査することができないことであっても、そうしたことについてレポートを書く時や論文を書く時には、そこは皆にとって本当に見逃すことのできない存在となる。このセンターがなければ、これから私たちはどのように勉強を続ければよいか、先生たちはどのように研究を続けるのか全く想像できない。もちろん、学業上での助けだけでなく、私たちの知識構造の形成や視野の広がりなどにも大きく影響を与えた。
 「書籍は知恵への梯子なり」という格言のとおり、書籍がなければ、人類のこれまでの文明史は空白になり、人間の精神状態も空しくなり、人間は人間たる資格すら失うだろう。こうして、人間がどんなに財産に富んでいても精神上では貧しくて可哀相な人間になりかねない。幸い、私たちは貧しい人間ではない。金銭上のお金持ちとは言えないが、私たちは確かに裕福である。私たちはこの中日文化研究センターの書籍の世界では王様なのだから。

南京大学 大学院修士課程 日本言語文化専攻 2年 厳楨

日本語学習には日本語資料による知識の更新が必須

南京大学 大学院修士課程 日本言語文化専攻 2年 厳楨

 外国語の勉強には、本を読むことは必要不可欠です。私たちが日本語を勉強する際には、教科書だけでは十分でなく、日本語らしい日本語を話すことも到底無理ですので、日本語の本を利用することが大切だと思います。読書を通じて、言語そのものだけでなく、その言語が表している社会背景、風俗なども生き生きとしてきます。
 中国で日本語を勉強している人たちにとって、自分の力で日本語の本を探すのは大変なことです。自分も日本に留学している先輩を頼って、日本から本を買うことがあります。先輩にインターネットで連絡して、日本の書店で本を探して送ってもらいました。本が届くまでに2ヶ月も経ってしまい、お金も大変かかりました。中日文化研究センターは日本語の書籍をたくさん提供してくれ、いろんな便宜をもたらします。センターが成立されて既に5年間になります。私が南京大学に入って日本語を勉強するのも6年で、センターの書籍と一緒に成長してきたという感じがします。
 センターが成立されたとき、私はまだ大学2年生でした。鼓楼キャンパスに日本語の書籍を借りることのできる図書室が創立されたことを先生から教えてもらった時、とても行きたかったのですが、私は浦口キャンパスにいましたので、センターを利用する機会は少なかったです。4年生になって、鼓楼に来てから、センターの書籍を利用することが多くなりました。初めは、簡単な小説を読んでも、分からないところがたくさん残っていましたが、読めば読むほど、奥深い内容もだんだん理解できるようになって、読書の楽しさも発見してきました。センターにはさまざまな分野の図書があって、これらの本のおかげで、日本の歴史や社会を客観的に認識することができるようになりました。たとえば、センターには朝日新聞の『天声人語』というコラムの内容を文集の形式で収録している本があります。文化、政治などいろんな分野の内容を含め、日本の現実社会を認識する道を開いてくれます。それだけでなく、論文を書く時もいつもセンターへ行って、資料を調べます。論文集や学術の書籍もたくさん集められていて、非常に役立ちます。こうしたことにより、私の日本語の能力も鍛錬されて上達してきました。ここ数年来、センターの蔵書量は増加し、種類も豊富になりつつあり、出版されたばかりの新しい内容の本も増えています。そのおかげで、私たちの知識も遅れずに更新できます。センターはもう私たちの日本語の勉強に不可欠なものであり、とてもありがたい存在になっていると思います。

寧波大学 外国語学院 日本語科 3年 章頴文

精神の楽園「日本語書庫」

寧波大学 外国語学院 日本語科 3年 章頴文

 初めてそこに入り込んだ時、莫大な宝を発見したような興奮と喜びを感じずにはいられませんでした。それは、長い間探していたCDをようやく見つけた時、或いは恋人とデートする前の気持ちと同じでした。そこは、日本の皆さまのお蔭で作られた日本語書庫であります。
 日本語書庫は2万冊余りの本からなっています。本はいっぱいですけれども、整然と本棚に並べられています。これらの本は文学だけでなく、言語、歴史、経済、医学、政治とほとんどあらゆる分野にわたります。ある時には、京都の府誌のような本さえ見つけたことがあります。あれほど美しく、豊かな町について読むことができるのは、どんなに幸せか分かりません。
 夕方に近づく頃、私はいつも書庫に行きます。その頃の日差しは、ガラスを通してやさしく部屋いっぱいに入り込みます。落ち着かせてくれる雰囲気とうっとりさせる本のにおいが空気の中に漂っています。私はそのような光景に浸りながら、本を選び始めます。私が一番好きな本は、地理についての本です。日本は自然に恵まれ、すごく美しい国です。この目で見ることはできませんが、代わりに本が私を案内し、日本のところどころの景色、風俗を紹介してくれます。それから、私は文字の説明に自分の想像を加えます。そうすることで見るだけよりいっそう美妙な感じを受けることができます。ほかにも、文学や言語分野の本も有難い仲間だと思います。その重要な理由のひとつは、日本の文化や言葉の素晴らしさはもちろん、テストの答えまでみんなこれらの本からもらうことができるということです。
 この前、「なぜ、日本語書庫が好きなのですか。中国語版の本を読めば、十分じゃないですか。」と聞かれました。中国語の本なら、誰かが訳したものか、中国人の考えによるものです。ですから、何らかの隔たりがあって完全には日本という国を体験することはできません。日本語を学習するからには、「“日本人の目から見た日本とはどういう国なのか。”“正真正銘の日本の風景とはどういうものか。”ということをどうしても知りたい。」という気持ちを持つべきだと思います。日本語書庫は、ちょうどその道を開いてくれました。
 「書籍は、人間の魂なり。」という説があります。そう考えると、日本語書庫は精神の楽園だと言えるでしょう。

寧波大学 外国語学院 日本語科 3年 馬芳芳

心を支える「日本語書庫」

寧波大学 外国語学院 日本語科 3年 馬芳芳

 人間というのは、水や空気のような物質だけで生きているのではなく、心を支える精神的なものも必要だと思います。この精神の世界を造るのが本であろうと、私は考えるのです。
 私は文学関係が好きで、それまでは文学の本を探しにいつも図書館に行っていました。始めはもちろん中国語の小説などでしたが、日本語を勉強し始めてから、「なんとしても絶対に本場の日本語版の小説を読もう。」という気持ちが出てきました。しかし、いくら「読みたい。読みたい。」と言っても、結局、自分のまわりではそんな本を手に入れる機会はなかなかありませんでした。そんな時ちょうど、日本の皆さまのおかげで、日本語書庫と出会うことができたのです。そこには、文学、言語、歴史、経済、医学、政治などさまざまの分野にわたる2万冊あまりの本がありました。私にとっては、本当に助かりました。
 それからは、授業が終わるとすぐ書庫へ行くようになりました。「これを読みたい、あれを知りたい。」、こんな気持ちを抱いて好きな本を選んで、入念に読んでいました。いつの間にか時間を忘れてしまうこともよくありました。お腹は苦しかったけど、心は嬉しかったのです。いつも喜んで入り、充実した思いを感じながら出てきます。また、中国語に訳されたものと日本語で書いてある原作を比べて読みながら、両国の共通点や違いを見つけます。そうすると、原作への理解がもっと深くなるのです。また、勉強のほか、疲れたら気分転換として、料理や旅行などの雑誌にも目を通します。そうするとストレスも取れるし、異文化体験もできると思います。日本にはいないけど、日本の文化や知識などが分かるようになるのです。
 最近はちょうど卒業論文の準備しているところです。資料を集めるためにはどうすればいいのかを、先輩たちに聞きました。やはり、日本にいる友達に頼まなければならないと言われました。しかし、この書庫で案外いろいろな資料を手に入られることに気付きました。「楽だなあ。」と自分の心が言いました。
 最後ながらもう一度日本の皆さまに感謝いたします。これからも相変わらず書庫へ本を読みに行きます。

寧波大学 外国語学院 日本語科 3年 劉琳

「日本語書庫」は世界に通じる窓

寧波大学 外国語学院 日本語科 3年 劉琳

 今、大学の図書館は、私の一番好きな場所の一つになっています。それまで、私は、別に本を読むことが好きではありませんでした。本を読むことより、テレビやネットなどでインフォメーションを得る方が楽だと思っていました。ところが、大学の図書館に、日本の皆さまから寄贈された図書で日本語書庫が設立されてから、私の学校生活はすっかり一変しました。図書館は、私のよく行く場所になってきました。
 日本語を専攻している私は、日本人によって書かれた日本語の本をとても読みたいと思っていました。日本人の考え方や日常生活を知りたいからです。私はそう思っていましたが、普通の図書館にはそういう本がとても少なく、その夢をあきらめたこともありました。でも、日本の皆さまのおかげで、今はもう夢ではありません。明るくて静かな図書館で自分が特に読みたい本を読み、幸せという実感がわきます。
 始めは、日本語を勉強するため日本語書庫に行ったのに、案外、いろいろな新しい発見が出来ました。ここには日本語学習用の本だけでなく、政治、経済、医学、教育、娯楽など各分野にわたる本が二万冊もあります。それに、世界を紹介する本もあります。英語を教える本を見た時、「へー、これも日本語で?面白い。」という思いが頭の中に湧き起こりました。私は、新大陸を見つけたように喜んでいました。その後、暇があるかぎり、日本語書庫に行くことにしています。たくさんの本からなる海の中で、私は魚のように自由に泳いで、知識を吸収し、たいへん楽しんでいます。そのすべてが日本語書庫のおかげです。こんなに沢山の本を寄贈してくれた日本の皆さまの寛大さに心から感謝しています。
 大学の図書館の日本語書庫で勉強することを通して、私が強く感じたことは、日本語書庫は「窓」のようなものではないかということです。私は、日本語書庫という「窓」を通して、今まで知らなかった世界、特に日本人の世界を見ることができました。心から感謝している気持ちを十分に表す言葉がなかなか見つかりませんが、今後も大切な本を活かして勉強に専念するのみです。

広西師範大学 外国語学院 大学院 謝芳

何より欲しいのは日本語言語学に関する本

広西師範大学 外国語学院 大学院 謝芳

 日本から各分野の本をいただき、誠にありがとうございます。私は今、卒論をまとめていますので、よく図書館で資料を集めています。図書館から卒論に役立つ資料をたくさん見つけました。皆様のおかげで、卒論の準備が順調に進んでいます。本当にありがとうございます。でも、私の専門は言語学ですので、もし、言語学に関する本がもっと多ければ何より嬉しいことと思っています。

≪原文が中国語の声≫

※原文に忠実に翻訳して編集しました。

斉斉哈(チチハ)爾(ル)大学 学長 唱江華

寄贈図書が創出した空前の日本語学習ブーム

斉斉哈(チチハ)爾(ル)大学 学長 唱江華

 寄贈図書により、当大学の学生の日本語学習に対する熱情は空前の爆発的な高まりを見せております。このことは、当大学の日本語教育のみならず日本の歴史・文化に対する認識の研究に、必ずや積極的な役割を果たすものと確信いたしております。ここで斉斉哈爾大学を代表し、日本の関係者の方々の絶えることのないご支援に対し真摯に感謝申し上げます。

黒龍江東方学院 図書館 前館長 李継凡

寄贈図書は友好の結晶

黒龍江東方学院 図書館 前館長 李継凡

 当院への寄贈プロジェクトが開始されて以来、これまでに76,000冊余りの図書が当院に贈られております。
 このプロジェクトの日本側担当者は、当院の専攻科目をよく把握しています。図書の寄贈に際しては、毎回、事前に当院が必要とするもの、或いはそれに近い図書の目録を電子メールで送ってくれ、当方が選定のうえ返信した目録に基づき、本を船積みして贈ってくれるのです。寄贈を受ける側の需要を把握し、書名や数量も受け取る側に選択させてくれるこの方法により、日本からの寄贈図書には多くの活用者がおり、その効用を十分に発揮することができます。
 私たちは、図書の寄贈を極めて重視しております。受入の際、私達は、速やかな取り扱いにより、寄贈者側の効率よい運営に応えます。時間を節約して相手に時間的な余裕をもたらし、書籍が大連港に滞留する期間を減らすよう努力しています。
 到着した図書は、人文、協力、責任の精神で心を込めて考案し手配した「四専」方式で管理します。寄贈図書には専用の閲覧コーナーを設置し、専用の印を押し、専用の台帳に登録し、専門の担当者が管理しています。この「四専」方式による管理は、私たちが日本からの寄贈図書をどれほど重要視しているかを示すものです。図書の購入は金銭取引ですが、寄贈は友情の結晶であると私は考えています。日本からの図書寄贈は、中日両国民の一衣帯水の厚い情誼を十分に具現するものであり、両国民の友好的な往来の新しい歴史を創造するものです。
 日本からの寄贈図書を十分に活用するため、私たちは日本語専攻の学生による読書会を組織しました。その会で3名の学生が日本語教員の指導のもと日本語で読書感想文を書きました。
 私たちは、今後、購入した図書といただいた図書の価値は異なるという信条を掲げ、寄贈図書を重視し、日本からの寄贈図書の受入れと管理業務を継続するとともに、その効果と恩恵を最大化するよう尽力いたします。

黒龍江東方学院 外国語学部 商用日本語専攻一班 3年 李青松

宮沢賢治の心に触れて考えさせられたこと

黒龍江東方学院 外国語学部 商用日本語専攻一班 3年 李青松

 ゴーリキーは、かつて、「書籍は人類が進歩するための梯子である」と説いた。確かにその通りである。書籍は私たちに知識を学ばせ、子供から老人まで、視野を広げ情操を磨いてくれるものである。進歩するというのは、ちょうど梯子を一つ上るような、また、新しい梯子を上るようなものである。図書館4階の広いホールには、壁の四周に整然と大型の書架があり、その中には各種の日本語書籍が置いてある。これらの書籍は多くの学生を惹きつけ、彼らの読書意欲を掻き立てる。
 私の短い大学生活において本は常に私の成長を見守り、生活を充実させてくれた。私のような外国語学部商用日本語の学生にとって、外国語学習とは話せるようになるためだけのものではなく、外国を理解するためのものでもある。東方学院図書館は学生全ての学習意欲を満足させている。私はこの極めて恵まれた条件を活用し、多くの日本語書籍を読んだ。その中には「一人旅これで十分」、「日本昔話集」、「日本語相談」、「ことわざ」、「日本概况」、「宮沢賢治」などがある。これらの本により豊富な知識を習得しただけでなく、見識を高め、日本や日本の歴史、礼節をより深く理解することができ、学習の大きな助けとなった。宮沢賢治について言えば、彼は詩人であり童話作家であるだけでなく、教師であり農業改革者あり宗教家でもあった。私は彼の『アメニモマケズ』つまり「雨も恐れない」という精神が好きだ。彼の詩に触れると、その慈悲や悲しみ、無力感や自然への愛、富を捨て貧しきに身をおく高尚な人徳が偲ばれる。私は、彼の「皆が幸せにならない限りは(世界の全ての人が幸福にならないうちは)個人の幸福はありえない」、つまり「もしも皆が幸福にならないのなら(もしも世界の全ての人が幸福になれないのなら)、自分の幸せもありえない」という言葉が好きだ。この言葉にとても感銘を受け、私は自問した。「何が貧しさで何が豊かさなのだろう?」と。国が窮すれば私も窮するし、国が富めば私も富む。また、人間が自然と協調して発展することの重要性も深く感じた。宮沢賢治の時代は今から一世紀も昔だが、その残した軌跡は永久不変なものである。それは清い心への憧憬であり、永遠の命の追求であり、夢を一途に持ち続ける心の希求であるのだ!

黒龍江東方学院 外国語学部 商用日本語専攻教員 周 明巍

学生の学習意欲を高め、視野を広げる寄贈図書

黒龍江東方学院 外国語学部 商用日本語専攻教員 周 明巍

 日本から寄贈図書を受けるようになって、早いもので3年が経過しました。図書寄贈プロジェクトは当院の和文図書の内容、蔵書量を非常に充実させてくれました。私はこの事業に積極的に参加する者の一人として、書籍が当院の教員や学生にもたらす利益を深く実感しております。
 この寄贈プロジェクトが実施される以前には、当院の和文図書は極めて蔵書量が少なく、教員の個人的な所蔵図書にも及ばないような状態でした。しかし、現在は蔵書量が増えたばかりでなく、内容も新しくなり、教員や学生の閲覧需要を十分に満たしております。
 私は図書の受け入れ業務に毎回携わっておりましたので、図書の内容についてはよく把握しております。加えて日常業務や研究においても常々和書に接しておりますので、このプロジェクトの意義をより深く実感しております。書籍を読めば、視野が広がるばかりでなく、知識の量も増えるので、職務中でさえ私は大いに恩恵を享受しております。
 書籍は最良の友であり、いつでも連れて歩くことのできる師でもあります。日頃、私は語学や文化に関する図書を借りるだけでなく、教育に関する図書も利用しております。講義において一定の期間、同一の教材を使うことが往々にしてありますが、教科書の内容は固定されたものです。私の場合、「講義外の内容をいかに盛り込むか。」ということが、日本語を教える際に常に念頭においていることなのです。
日本語の教科書が日本の文化や風俗などの内容に触れるたび、私は可能な限りそうした内容のものを寄贈図書の中から探します。講義の際、寄贈図書にある図や文を利用すれば、図と文の豊かさが学生の学習意欲を高め、良好な指導効果が得られます。図書の中に見出した内容や情報を適宜学生に伝えることにより、私は杓子定規的な講義手法を変え、教える内容は変えずに学生の視野を広げることができました。また、ネット世代である最近の大学生の書籍に対する見方も変えました。 私自身が書籍から利益を得るだけでなく、学生たちにも適当な本を紹介することができます。図書室内で彼らに会うたび、そして、知識を渇望する彼らの瞳を見るたび、とても嬉しく感じると同時に、日本からいただいた図書のこの素晴らしい水準に心から感激しております。 このプロジェクトが順調に継続され、熱心な日本語学習者たちにより高い学習水準をもたらしてくれるよう祈念いたします。

大連外国語学院 図書館 王淑娟

寄贈図書で日本の最新の学術動向を遅れずに把握

斉斉哈爾大学 外国語学院 3年 王文彬

 大連外国語学院は中国東北部で唯一の外国語大学で、現在のところ、日本以外では日本語教育の最大の訓練拠点です。遼寧省では日本語教育が重点科目となっております。 当学院は日本からの図書寄贈事業の直接の受益者であり、過去6年間、図書館の文献資料の充実に関して多大な恩恵を受けております。当学院は18回に亘る寄贈で合計248,500冊余りの図書をいただきました。これらの図書は当学院の和文図書の蔵書を豊かにしたばかりでなく、日本に関する広範な分野の研究に際して多くの教員や学生とって豊富で得がたい貴重な資料となり、当学院の教育・研究を効果的に促進しました。
 当学院は、寄贈図書をより効果的に広報、管理、利用するため、「日本科学協会寄贈図書閲覧室」を設け、責任感の強い専任講師を閲覧室の業務に充て、これらの図書を学院の全ての教員や学生の閲覧に供し、活用の促進を図っております。当学院の日本語教員や学生が、この事業による寄贈図書の最大の受益者です。彼らは国を出ることなく、遅れずして日本の科学技術の最新動向を理解できます。日本の科学技術や文化情報によりよく追従し利用することは、日本の教育や研究に関する課題に極めて有効であり、また、卒業研究を行う学生が論文に和文資料を引用したり、参考にしたりするのにも非常に便利です。
 学院では、現在、「日本文化村」の建設に着手しています。そこには、より大きな図書閲覧区域を設けて日本から寄贈された図書を展示し、多くの教員や学生に貸し出す予定であり、中日の科学技術や文化交流の窓口となることでしょう。
 この寄贈事業は当学院図書館の蔵書を拡充しただけでなく、両国文化の疎通という目的も達成しております。ここで日本の皆様に深く感謝し、両国の友好が天長くして地久しく続くことを祈念いたします。

大連医科大学 社会科学・管理科学学院資料室 李貞玉

学生や教員が渇望しているものは外国語の原書

大連医科大学 社会科学・管理科学学院資料室 李貞玉

 日本からいただいた資料は、わが資料室及び学院の教員にとって、非常に貴重なものであり、以下のような特徴があります。
1. 全て和文原書。内容は多岐に亘り、その多くは、資料室が緊急に必要としている社会労働保障に関するもの。中国国内で買えば非常に高価であるが、教員には必要なものや資料室には所蔵されていなかった内容のものを含む。
2. 全ての資料は、装丁が精巧で美しく印刷の品質も高く、中国の図書館では殆ど見られないようなレベルである。多くの資料は内容が斬新であると同時に、添付されている画像が見聞を一新させるものであり、図も文も素晴らしい。ある教員はこれらの資料をめくりながら、絶えることのない驚きと感慨を覚えたという。その時探していた適当な資料が見つけられただけでなく、その後、製作する予定であったマルチ・メディア教材に利用できる画像まで見つけ出したということである。
 図書の管理業務に永く携わっていると、学院の教員や学生が何を必要としているかよく分かります。彼らが渇望しているのは、外国語の原書なのです。しかし、資料費は逼迫しております。特に、ここ数年の急速な発展に応じ、学院は新しい専攻や運営者層を増やし、学生の素養を高めるための多くの講座を開設しました。その結果、大量の文献を購入する必要に迫られ、資料予算を圧迫したため、外国語資料の購入は困難な状況となっておりました。それまでの限られた資料では学院の需要に応えられるものではありませんでしたが、お陰さまで資料室にある程度の外国語資料をそろえることができ、一部の教員や学生に貸し出せるようになりました。

遼寧対外経貿学院 読書協会一同

日本語図書で憧れの日本を疑似体験

遼寧対外経貿学院 読書協会一同

 親愛なる日本の皆様へ こんにちは。
 日本からの贈り物を受け取ることができ、嬉しく思います。ここに、遼寧対外経貿学院の全学生を代表し、深くお礼を申し上げます。
 世紀をまたぐ大学生として、私たちは世界への理解、身の回りの全ての新鮮なことへの理解を渇望しております。おかげさまで図書館は私たちの生活に欠かせない宝となりました。1冊の本が私たちに与える影響は大きく、深遠なものだと思います。 絶えず学習し探索している中で、私たちはこの豊かで神秘的な世界を理解し始めています。隣国である日本に対する憧れが、私たちの中で満ちあふれています。日本からいただいた書籍を通し、私たちはあたかもそこにいるかのような臨場感をもって、日本の清潔で整然とした大きな通りを見、空いっぱいに舞う桜を見ることができました。感謝という二文字では、私たちの感激を到底伝えきれるものではないと思っています。
 図書寄贈事業が、将来も高みに昇り続け、新しい輝きを創造できますよう希望いたします。

遼寧対外経貿学院 日本語一班 2年 姜永淑

寄贈図書を受けて誓ったこと

遼寧対外経貿学院 日本語一班 2年 姜永淑

 親愛なる日本の皆様へ
日本から贈られた図書を受け取り、本当にとても感激し、感動しております。これから、一冊一冊の本を入念に読み、日本の皆様の私達に対する支持と賛助に背かぬよう努力いたします。
 私は、それぞれの本が持つ力は偉大で、想像を超えるものだと思っています。ですから、私は学びながらこの貴重な資源や富を利用し、無形の力を現実の中で発揮していこうと思います。日本の皆様が私たちにしてくださった全てのことに対し、ここに深く感謝の意を表し、また、皆様のよりよい将来を祈念しております。

清華大学 図書館 晏凌

和文図書の蔵書紹介(寄贈図書の活用を呼びかける利用案内)

清華大学 図書館 晏凌

 図書館旧館の閉架書庫は2階の中ホールにあり、本大学所蔵の22,000冊余りの和書の全てを収蔵しています。これらの和書は日本の文化や歴史に関心を持つ利用者の要望に応えるものであり、また、日本語読解力の向上を志す利用者の要求を満足させるものでもあります。
 これらの和書のうち2000年以前に入庫したものについては、旧館中ホールの大型書庫前にあるカード式目録棚から検索する必要があります。2000年以後に入庫したものについてはカード式目録を提供しておりませんので、パソコン端末から公共目録の情報を検索する必要があります。目的の本についての情報を探し出したら、利用者は検索票に記入し、担当者に提出して閉架書庫に入ることができます。
 以下は、当館が推薦する今年新たに入荷した日本からの寄贈図書の一部です。問い合わせ、貸し出し依頼をお待ちしております。また、読後の感想や意見があれば、その都度フィードバックしてください。当館担当者は誠意を尽くして皆さんへのよりよいサービスに努めます。 (抜粋して原文のまま掲載)

序 号 索 书 号 书 名
1 I313.062-51 日1 古事记
2 I313.062-51 日1:2 日本书记.风土记
3 I313.062-51 日1:21 太平记.曾我物语.义经记
4 I313.062-51 日1:29 近松
5 I313.062-51 日1:3 万叶集
6 I313.11-51 日1:14 源氏物语
7 I313.11-51 日1:22 今昔物语集
  • 文責 旧館閉架書庫

清華大学 図書館 元レファレンス・ライブラリアン 宋鴻国

稀少な日本語版図書を通じて「日本」を多角的に理解

清華大学 図書館 元レファレンス・ライブラリアン 宋鴻国

 (注)宋鴻国さんは定年退職されましたが、在職中、田中元首相による寄贈図書の目録編集に携わった経験があります。
 日本の皆様が数年前から清華大学に寄贈してくださっている図書は、科学技術、人文社会を中心に広範な分野に亘り、且つ内容も豊かで、中日の学術交流に役立っております。
 1970年代に田中角栄元首相が清華大学と北京大学に日本から図書を寄贈して下さいましたが、あれから既に30年余り経過しました。当時の図書の中には情報的に古くなってしまい活用が困難なものも少なくなく、こうした傾向は科学技術関係の図書とレファレンスについて特に顕著です。そうした中、ここ数年来日本の皆様からいただいている図書は、日本の出版物の現状把握や当大学図書館の蔵書充実に大いに貢献しております。
 清華大学の外国語学部には日本語専攻がありますし、第二外国語として日本語を学習している学生や日本語に精通する教師も多く、その中の何人かはかつて日本に留学したことがあります。ですから、日本語の図書にはかなりの需要がありますが、特に歓迎されるのは、次のようなものです。
 ①日本語のレファレンス、日本で出版された各種「大事典」、辞書、ハンドブック、図書目録、索引、年鑑、名鑑、外国語の辞書(語学辞書、マイナーな外国語の辞書を含む)等。― 日本は、世界屈指の辞典・書籍の出版大国です。
 ②日本語やその他の外国語を学習するための図書、日本で出版された日本語以外の外国語研究に関する図書、日本語やそれ以外の外国語版の科学技術専門書
 ③シリーズ図書
 ④人文社会関係の専門書
 ⑤日本を理解するための各分野の各種図書(歴史や現代社会を含む) 以上が人気の高い図書ですが、私自身について言えば、事典・辞書類(日本語、英語、ロシア語、ドイツ語、フランス語等の辞書を含む)に特に興味を持っております。例えば、寄贈していただいた「特許技術用語集」は、簡単明瞭で実用的で非常に良い図書であると、感じております。
 中日両国の文化交流がさらに発展することを祈っております。

広西師範大学 図書館 日本文化資料室 陳登岳

中日友好交流の新たな架け橋となる図書寄贈事業

広西師範大学 図書館 日本文化資料室 陳登岳

 尊敬する日本の皆様へ
 我が大学は、日本の皆様から合計で10万冊余りの図書をいただきました。内容が豊かで装丁も精巧で美しい日本の原書は、我が図書館の蔵書を充実させたばかりではなく、学生や教員がそれらを直に読むことにより、日本への理解を深め、日本文化についてより多くのことを学ぶための資料となりました。教師にとって、和文の原書は、指導や研究を進める際の直接的な力となります。皆様の無私なる援助は、日本人の中国人に対する友情を十分に現しており、一衣帯水の両国間を結ぶ友情のリボンのようなものです。数千年の中日民間交流に、また友情の苗を植えることができました。私たちは、この苗が成長して開花し、実を結ぶことを期待しております。
 両国間には政治上の不協和音があるものの、経済面での緊密な連携により、両国民は既に「一方が栄えれば共に栄え、一方が損なわれれば共に損なわれる」関係にあることは、誰にも否定できない事実です。寄贈図書の中に「日本と中国 永遠の誤解」という本がありましたが、21世紀の現在、両国が歴史問題で永遠にもつれていては、『永遠の誤解』が生じてしまい、いかなる政治化された歴史でも、或いは歴史化された政治でも民族感情を抑えることは不可能であり、政治情勢を不安定にする要素となってしまいます。
 現在、両国民の相互理解は極度に低下しており、相互理解の促進が必要な状況にあります。しかも、相互理解は各ルートで大規模且つドラスティックでなければ、効果は現れにくいのです。ですから、今こそ1億3千万人と13億人が「全員外交」を展開する時であると思うのです。両国民は経済、文化などのルートで互いの信頼関係を築く必要があります。政府間に対立があっても、民間に多くのルートがあれば、事態の悪化を阻止する安全弁となります。
 中国の大学に図書を寄贈する事業は、中日の友好交流に新たな橋を架けるものです。私はこの事業が末永く展開されていくことを心より希望しております。

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