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活用者からの声

中国の大学からの声 2010

※原文が日本語の声は、原文を尊重して手を加えず掲載しました。
原文が中国語の声は、原文に忠実に和訳して掲載しました。

日本語原文

貴州大学日本語学部3年 楊潔

日本語文献館がオープンして(中国語原文)

貴州大学日本語学部3年 楊潔

 日本語を学び始めて以来、大した学習資料にもありつけず苦心していました。先生が推薦する教材と試験関係の本ばかりで味気ないものだったのです。たまに書店を覗いてみても、日本語の本といえば、多くは検定関係、旅行ガイドでした。苦闘していたころ、学内の図書館に日本語文献館という館内施設があると思いついたのです。血眼になって捜し求めていたのに、ひょっこり眼前に現れたのです。こんな近くに万巻の蔵書を持つ文献館があったのです。利用しない手はありませんよね?しかも、文献館は、私が入学した年にできたばかりだったのです。これも、一つの縁でしょう、より親しみを感じました。
 初めて文献館に入った時、まだ日本語をよく学んでいなかったので、題名さえ分からない本がたくさんあったのを覚えています。日本の景色の絵巻のような本を探して観賞することしかできませんでしたが、好きでやることは疲れないと言うように、何時間も本の森を行き来してしまいました。生まれて初めて、はるばる海を越えてきた書籍が陳列されているのを目の当たりにしたので、神秘的だとすら感じました。美しいケースに包まれた本と暖かみのある栞を見ていると、陶酔してしまいます。日本語の学習が深まるにつれ、文献館を訪れる回数も増えてきました。なので、初めのように足を止めて日本の風景画を鑑賞することもなくなりました。日本語の短文や雑誌を読み、関係のある学習資料を見ています。日本語を学ぶ日々は単調ですが、自分の好きな本を読むという大きな楽しみができました。一番のお気に入りは、昼下がりに館内でちょっとした本を読むひと時です。さらに、「衣服が緩んでも悔いることはないが、本のせいで人は憔悴する」という境地を実際に味わうことができました。身近な日本の友人が少ないため、おのずと日本人の多くの考え方ややり方を知ることもできずにいました。文献館のおかげで、たくさんの有識者と時間を共有して心おきなく話ができるかのように、私は、文章から各人の思想を感じ、文字や行間から課題に対する見方を得ることができます。知らないうちに感化され、だんだんと日本に対する認識が増えていきました。
 以前「どんな仕事が好き」という本を読んだことがあります。別々の業界で働く十人の日本女性について記された本です。調理師、芸妓から建築士、代議士まで載っていました。この本で最も印象に残ったフレーズは、「どの業界に従事するにせよ、自分の仕事を愛し、仕事のために投資せよ」というものです。この本にはとても心を動かされました。日本という男尊女卑の社会を思うと、女性でもここまで自分の夢を追い求めるなんて、まさに震撼に値します。こうした本はたくさんあり、そのどれもが日本民族の精神と文化について考えさせてくれます。
 最初は、日本語専攻の学生しか文献館には来ないと思っていましたが、実際はそうでもないことに気づいて驚いたことがあります。経済専攻の学生もよく来ていました。おそらく、文献館の一代特徴-省全体に開放されている、という理由によるものでしょう。ここの蔵書には人文、社会科学、医学、農畜産業、経済、軍事、地理、歴史などの分野が含まれ、日本を知りたいと思ったら、いつでも館内で必要な図書が見つけられます。文献館はきっと、日本を知りたい人にとって、とりわけ恵まれた資源でしょう。ただ、館内の何万冊もある蔵書から必要な本を探すのは大変なのですが、そういう時は文献館の先生が親切に指導してくれます。蔵書の分類や検索の仕方を一つ一つ教えてくれることにも感動しました。文献館は、日本語専攻の私達にとってはより貴重な財産です。言語の学習には、言語そのものを学ぶだけでなく、その国の文化と生活を更に理解すべきです。こうした文化の学習を通じて、国同士の交流のために尽力することこそ、言語を学ぶ最終目的なのです。そして、これらの本によって日本に対する認識が広がります。日本がどういう国なのかを自らが本当に感じ取ることができることや、この民族には参考にすべき美点があることなどです。もしも、もう少し長く大学にいられるのなら、文献館をひと時も離れず読書に耽りたい、と本当に思っているのです。大学での三年間は既に流れ去ってしまいましたが、素晴らしい記憶を残してくれました。日本語学習の過程で困っていた時に一冊ずつ本を調べ、中の日本語を書き留めていたのです。そして、文献館の印象は、絶えず学生を導いてくれる優れた先生という感じでした。
 こうした学習資源に接することができることについて、日本の各財団や各学校に感謝したいと思います。毎年こんなにも豊富な図書を提供してくれる日本財団と日本科学協会の存在がなかったら、日本を客観的に評価することは本当に難しいことです。近くから日本を見られるこれほどの機会はどこにもありませんし、まして多角的に日本を知るなどと言うのは無理です。そして、ちょうど中日両国には、こうして両国の人々がお互いを少しずつ理解できるように貢献し、国家間の友好を増進するために尽くしてくれる、日本財団のような団体がたくさんあります。現在か未来かを問わず、もっとこうした団体が現れてくれることを願っています。互いを知り学ぶための資源をより多く提供し、貿易の成果を分かち合うと同時に文化の衝突と融合ができるようにしてほしいのです。相互理解の促進には、両国の友好に尽くす、より多くの団体が共に長らく奮闘する必要があります。そうした組織や団体が、両国の交流の上で全局面を左右するのです。最後に、中日友好のため貢献された全ての個人、団体、組織に心より感謝を申し上げます!

貴州大学日本語学部3年 羅瑩(中国語原文)

貴州大学日本語学部3年 羅瑩

 ある友人が、「たくさん本を読みなさい、どんな本でも作者の知恵と生活経験が集まっているんだから。」と先輩に言われたことを話してくれました。図書館の存在は、それ以上に衆人の知恵を集めて蓄えてくれます。中国国内の人々の知恵だけでなく、世界の人々の知恵まで集まっています。
 自分は日本語専攻の学生ですので、日本語の原文図書を読むことに疑いをはさむ必要はありません。自分の日本語レベル向上だけでなく、日本の文化、社会、経済などについて知ることも目的です。現在の世界は競争に満ちあふれています。私達の競争は国内だけに留まらないので、己を知り彼を知れば百戦あやうからず、といったところです。そして我が校の日本語文献館は、日本を理解するための基礎を提供してくれています。
 一人の大学生が外国語の原文図書を手に入れる方法は、三つだけです。ネットで買うか、先生から借りてコピーをとるか、もしくは図書館で借りるかです。疑いなく、経済事情を自分ではどうしようもない私達は、図書館に頼りがちです。日本語文献館のお陰で、貴州大学は、国内で日本語文献の最も豊富な大学の一つとなりました。貴州大学の学生である私達は、しっかりとこの資源を利用し、日中両国の友好関係と相互理解を増進しなければなりません。
 私は二年次から日本語の原文図書を読み始めました。日本語文献館の図書は文化、経済、地理、歴史などに亘っています。私はそのうちのごく一部しか読んでいませんが、日本語の読解レベル向上、日本の文化などに対する理解、日本語の応用力が進歩しました。次の一年では、これらの資源を引き続き十分に利用し、知識を豊かにして視野を広げたいと思っています。

貴州大学日本語学部3年 羅先倩

日本語文献館がオープンして(中国語原文)

貴州大学日本語学部3年 羅先倩

 2007年9月に貴州大学の日本語文献館ができました。まさにそのタイミングで、私は貴州大学の日本語学部に入学したのです。その当時は、図書館の二階に全文が日本語で書かれている本がたくさんある、としか知りませんでした。日本語の学習がある程度まで進んでから、関連図書を借りて学習の参考にできると思っていたのです。しかし、まだ日本語を理解できなかったのに、たまには文献館へ行き、日本語が分からなくても読める本をめくっていました。マンガや美術関係の本などです。その中からでも少しは日本について知ることができました。文献館が役立つと初めて感じたのは、その時です。
 次第に日本語の学習が深まっていくにつれ、文献館を訪れる回数も増えてきました。最初の美術書から簡単な日本語の小説に至るまで、私は飢えたように学習しました。分からない単語や文法に行き当たると、すぐに辞書を引きました。辞書でも分からないところがあれば、すぐ先生に質問しました。日々そうしたことの繰り返しでした…
 二年次の夏休み前に、家で読もうと思って何冊か日本語の小説を借りました。今でも借りた本は覚えています。韓国ドラマ『天国の階段』の日本語訳上下巻と、夏目漱石の『坊っちゃん』、『こころ』でした。休みの間中、陶酔したかのように本を味わっていました。ある日、ふと、縦書きの日本語資料を読み慣れたということに気づきました。全文が日本語の本を読んで、だいたいの内容も分かるようになっていたのです。これは、日本語を見ると頭でっかちになっていた私にとって、疑いなく大きな突破でした。しかも、休み中に読書をしていたことで、とてもよい読書習慣が身につきました。お陰で、日本語能力一級試験の基礎をしっかりと築くことができたのです。今から思えば、もし文献館がなかったら、自分の好きな本を借りることができませんでした。あの本がなかったら、日本語図書を読む趣味も何時できたことかと思います。もしかすると、文献館への感謝は、第二段階かもしれません。三年次の新学期までにはもっと時間があったので、文献館にはよく行くようになりました。そこで好きな本を読んで、資料を探すことが、とても楽しみなのです!
 文献館に対する感謝の気持ちは、一年次から今に至るまで、日に日に深まっています。様々な書籍は、私達の色々な需要を満たしてくれます。また、図書の管理をする先生も、図書を借りる学生によくしてくれます。図書の配架に分からないことがあると、先生がいつも根気よく解説してくれました。おかげで本を借りるのがより楽しくなりました。
 今や、文献館に対する気持ちは、古い友人のような感じです。聡明で信頼でき、憧れる人物のように感じています。これからは、この知識の宝庫をよりよく活用して、より多くの知識を学び、大学時代にもっとすばらしい思い出を作れるように努めるつもりです。
 もっとたくさんの同級生や後輩達を招いて、日本語文献館の魅力を共に感じ、文献館をより詳しく知って、共に成長したいと思います!また、寄贈してくださった日本の皆さまに対し、真心から「本当にありがとう!」と申し上げたいと思います。

貴州大学日本語学部3年 劉欣

異国の窓を開いて―日本語文献館を利用した感想(中国語原文)

貴州大学日本語学部3年 劉欣

 世界的に著名な文豪が、読書は最高の学習であるという言葉を残しています。偉大な人物の思想に追随することは、興味溢れる一つの科学です。読書は一種の美徳であり、世界でも大業をなした人、人類に特別な貢献をした人は、ほぼ全てが読書人です。読書により思考が活性化し、知性が身につきます。読書は人の視野を広げ、苦境にある人にも希望を見せてくれます。読書は多くのことを教え、知識を豊かにしてくれます。読書は憂いも心配もなくしてくれる、後味が尽きないものです。読書は、思想の翼を広げ、感情の花を広げてくれます。時には、語学を学ぶ人にとって読書がより重要だと感じることもあります。
 一つの言語を学ぶには、それ自身の語彙や文法構造を学ぶだけでなく、大量の書籍を読む必要があります。特に原文での書籍です。オリジナル版の書籍を読むことは、訳されたものを読むことと大いに違うため、訳された書籍を読んでも原著の観点や思想を理解することしかできません。しかも自らの思想が制限されやすくなり、原著に対する自分の観点や認識をもつことが難しいのです。オリジナル版の書籍を読むと、相対的に自由な思想ができ、対象言語についての運用力や読解力を高めることができます。貴州大学の日本語文献館がオープンしたことで、良好な学習環境が得られました。また、日本に向けて窓を開いてくれたのだとも思います。館内の原文書籍を読むことで、本当の日本をよりはっきりと理解できます。
 貴州大学の日本語文献館は2007年9月8日に開館されました。館内の日本語図書は、ほぼ全てが日本科学協会からの寄贈で、日本財団の賛助によるものです。今までのところ、本学は12回、総計201007冊もの寄贈図書を受領しています。また、国内で日本語文献の最も豊富な大学の一つともなりました。館内の図書は人文、社会科学、医学、農林牧畜業、経済、軍事、地理、歴史など全ての学科を全面的にカバーしており、私達が十分に日本社会の各面を理解することができます。私達は日本にいませんが、同じように日本の文化の息吹を感じとれるのです。私には、手相や面相にとても興味を持っている友人がいます。特に、文献館で関連分野の本を探したがっていたようで、ある日驚いきながら、見つかったよ!と教えてくれました。それ以降、彼女は文献館で本を借りるのがとても気に入ったようで、たくさんの関連用語も学ぶことができました。文献館の蔵書には、あらゆる面で驚かされます!私達の大学では、みんな放課後にやってきて本を借ります。時には一冊のために長い時間を費やして選ぶこともあります。私は文字数の多い本となると中国語のものでさえ好きではないのですが、日本の歴史については少し興味があるので、自分の状況に困っていました。ですが、文献館が開館したことで、その悩みが解決できたのです。文献館にはマンガ類の歴史書がたくさんあり、簡単で分かりやすいのです。もちろん、歴史マンガは人気もあります。少しでも早く借りないと、他の人に借りられてしまいます。
 こうした日本語の原著を読んでいるとき、よく奇妙な感覚にとらわれます。日本人の先生が講義してくれているような気になるのです。昔の日本の歴史、文化、生活についての講義で、その時の私は、さながら日本のどこかの路地にいるような錯覚を覚えます。古い建物と都市を行き交う人々を眺め、日本の昔と現代を感じ、日本の多元化や本当の日本を感じるのです。
 日本語文献館は、まるで異国の窓を開いてくれたようなものです。異国の風土や人情と多彩な文化を見せてくれています。

黒龍江大学 東語学院日本語学科4年 杜理新(中国語原文)

 日本の皆さまには非常に感謝しております。私は、日本からの寄贈図書により、普段では触れることもできない非常に沢山のものを得ることができました。私は日本文学に大変興味があり、卒業論文の手掛かりもそこから得ることができました。これらの図書を通して学習がより楽しくなり、日本文学への理解を深めることができました。日本の皆さまのご支援に感謝しております。
 ここで二点ほど、皆さまに希望を申し上げます。本学への寄贈図書をより多様なものへということ、そしてシリーズ物に欠号がないようにということです。全巻のうち1巻か2巻、ちょうど読みたい部分が欠けている、ということがよくあります。今後、後輩達がそうした状況に陥らないで済むよう望んでおります。有難う御座いました!

黒龍江大学東語学院 日本語学科研究生 王明君(中国語原文)

 私の大学生活は、日本からの寄贈図書と共にあります。日本の皆さまにはとても感謝しております。日本からの寄贈図書により、視野が広がり、知識が豊かになりました。これらの図書を通じて学習の楽しみが増し、大学にいながら日本を理解することができています。間接的に、日本に対する正確な認識を持つこともできました。日本の大学生の現状について、もっと理解したいと思っております。もし可能であれば、それに関連する図書をお送りください。改めて、日本の皆さまのご支援に感謝いたします。
ありがとうございました!

黒龍江大学公共外語学院日本語学科教師 石岩(中国語原文)

 つねづね日本の資料を参照する必要があるため、日本からの寄贈図書には大いに助けられています。大量の貴重な図書を提供してくださった日本の皆さまに感謝いたします。教育、研究に大いに役立っているだけでなく、本学で日本語を専攻する学生の知識も豊かしてくれています。今後もより多くの日本文化、風土、情緒に関する図書を寄贈して頂けるよう希望しております。
 改めて皆さまの多大なる支援に感謝いたします。

黒龍江東方学院日本語学部2年 尹雪蓮(日本語原文)

黒龍江東方学院日本語学部2年 尹雪蓮(日本語原文)

 わが校がたくさんの本をいただいて、本当にありがとうございました。読書に興味を持っている私にとって、外国語の閲覧室は、私が暇な時、もっとも行きたいところです。この知識の海洋の中で、いろいろ勉強することができて、自分の視野も広がっていくようになりました。
 図書館の本は種類が非常に多くて、いろいろな方面から、日本のことを理解することができます。たとえば、日本の経済、歴史、文化、飲食、教育、アニメーションなどおよび日常生活のこまかいものです。自分が借りたい本がこの閲覧室でほとんどさがすことができると言っても言い過ぎません。
 最初は日本語の本を読んだ時、とても難しいと思いました。これは自分の日本語が上手ではなかったからです。辞書でわからないたんごを調べながら、読みました。勉強すればするほど自分の日本語が上手になって、とても嬉しかったです。本を読んでいるうちに、たくさんの知識をマスターできます。
 読書がとてもいい習慣だと思います。私は閲覧室の雰囲気がとても好きで、こんなすばらしい環境を提供する学校とたくさんの本をくださったご協会に感謝の意を表します。これから、自分がもっと頑張って、一生懸命に勉強しなくてはいけません。

黒龍江東方学院日本語学部日本語教師 梁玉婷(日本語原文)

黒龍江東方学院日本語学部日本語教師 梁玉婷(日本語原文)

 はじめまして、私は黒竜江東方学院日本語学部の教師で、梁と申します。 わが校は日本からこんなにたくさんの本をいただきまして、本当に心から感謝の意を表したいと思います。
 本は私たちにとって、とても重要なもので、その中からいろいろな知識を身につけることができるからのです。
 そして、日本語の本は日本語科の学生にとって最も重要なものだと思います。学生たちは日本の風俗、習慣や文化などを習うことができるようになります。学生たちははじめて図書館にある日本語の本を見た時、驚くとともに嬉しかったです。授業のない時、いつも図書館で本を読んでいます。本のおかげでとても助かりました。
 それから、教師にとって、日本語の本を読むことも、教育の方面に自分の勉強にもなりますし、日本についてのことも一層理解することもできると思います。
 後は、わが校の図書館は建設中にあたりまして、協会からいただいた本は、とても役に立ちました。

黒龍江東方学院日本語科三年 李吉順(日本語原文)

黒龍江東方学院日本語科三年 李吉順(日本語原文)

 ご寄贈ありがとうございました。本当に助かりました。お蔭様で大学生活を充実に過ごすことができました。
 一年生の時、初めて図書館の外国原文閲覧室に入った私がとてもびっくりしたのはわが校には外国語の本がこんなにたくさんあるとは思わなかったからです。目の前に広がる本棚を見ながら、ただすごいすごいと驚くばかりでした。あまりの膨大さで自分が急に小さくなってしまった気がしました。あの時の胸騒ぎは今でも忘れられません。
 「卒業するまでに、ここの本を制覇しよう」という野望で通いはじめましたが、その一冊一冊を読み終わってから溢れてきた満足感で、いつの間にかすっかりと読書に夢中になってきました。
 この間、学校の授業で夏目漱石の「こころ」を勉強しました。その前読んだ夏目漱石の平生とモノクロの写真を思い浮かべながら先生の講義を聞くのは楽しかったです。
 私は日本へ行ったことはありませんが、いろんな文章や写真を通じて、既に数えきれないほどすばらしい日本の旅を味わったと思います。頭の中でばらばらだった日本のイメージがだんだんまとめられてきて、ちょっとした日本通になった気分です。 今は卒業と就職に備えて、論文の資料探しをしたり、ビジネス関係の本を読んだりしています。本をたくさん読んだことが私の自信の源と言っても過言ではないと思います。卒業後、学校の本がもう読めなくなくのが非常に残念だと思います。
 最後に、改めまして感謝の意を申し上げます。これからもよろしくお願い致します。

黒龍江学院日本語学部2年 金珉慧(日本語原文)

黒龍江学院日本語学部2年 金珉慧

 わたしは金珉慧(女性)と申します。中国黒龍江省東方学院日本語学部の二年生でございます。大学に入学して以来、よく図書館から日本語の本を借りてきて、読んでいます。その中の印からも、先生の紹介によっても、貴会のお贈りいただいたものだと分かりまして、いつも心から感謝しております。私も友達も勉強の中で、大いに活用させていただこうと思っています。本当にありがとうございました。
 日本語の本といえば、中国でも最近はいろいろ出回るようになって来ましたが、やっぱり日本で出版されたものを読むのが好きなんです。日本語専門の私たちにとって、とても役に立ちます。ここで、同じ学部の皆を代表して、深く感謝の意を表しております。
 では、今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。

黒龍江東方学院図書館 孫麗媛(日本語原文)

黒龍江東方学院図書館 孫麗媛

 私は黒竜江東方学院図書館の書類整理を担当するもので、孫と申します。ここで私は当方及びわが校を代表いたしまして、長年皆様から図書を寄贈していただいたことを厚くお礼を申し上げます。
 わが校の発展によって、図書館にも大きな変化をもたらしました。それと同時に、書籍に対しての需要も急速に増加しています。そのたび、貴会から日本語の図書を多く寄贈していただいたのはわが校にとって単に図書数の増加だけでなく、我が校の学生の勉強にもたいへん役に立つのです。図書館担当の一人として、館内会議で私はいつも館長をはじめの皆は貴会との交流を大切にしていることを身をもって感じています。閲覧室でも私はもっと近くでこの本の重要性を実感したのです。
 したがって、貴会がわが館、わが校及び中国の大学教育の支持に再び感謝の意を表したいと思います。どうか今後ともよろしくお願い申し上げます。

牡丹江医学院 臨床 于竜

日本の友人から贈られた図書に感謝(中国語原文)

 日本の皆さんが私達の牡丹江医学院に無償で図書を寄贈してくださるという活動には、とても重大な意義があります。この活動の心血と汗の結晶が、我が図書館にとって一番の贈り物です。図書の寄贈は、中日間の文化交流と協力を強化しました。友好が増進され、両国の発展と進歩が促進されたのです。この活動は、既に中日関係における新たなマイルストーンとなっています。また、本学の学生達は寄贈図書により日本の医学への理解を深めるができるので、医学専攻の学生にとって学習と成長の助けになっています。
 牡丹江医学院の学生達は、寄贈図書が多彩で内容が充実していることに深く感謝しております。頂いた図書のおかげで我が図書館の蔵書がとても豊かになりました。本学の指導部は、いただいた図書資源を十分に活用し、幅広い学生利用者の需要に応えるため、外国語図書専門の閲覧室を開設しました。一部の英文図書を除き、大部分は日本語図書です。本学では、医学院の学生が書中の内容をよりよく理解できるよう、外国語部門から医学知識を有する日本語教員を招いて、一部の医学専門用語についての講義を行いました。また、日本留学から帰国した医学博士が学習を支援してくれています。このほか、日本語学習に興味を持っている学生も多数おり、図書を頂いたことが日本語を自習する格好のきっかけとなっています。同時に日本の医学に対する研究にも一定の理解が得られました。頂いた図書は、我が図書館の外国語図書を豊かにしてくれています。言うまでもなく図書自体が尊いものを内包しているのです。
 本学の学生は、今後も寄贈図書を精読し、時間をかけてゆっくりと活用していきます。牡丹江医学院の全ての学生は、日本の皆さんが注いで下さった心血と労苦に心から感謝しております。さらに多くの実用的な図書を寄贈いただけること、こうした活動がより多く活発になることを望んでおります。

牡丹江医学院 教師 王健林

寄贈図書から得られた知識(中国語原文)

 図書館は大学の魅力の縮図であり、設立以来、多くの人の夢や希望を支えてきました。毎日、多くの人々が図書館を出入りしています。自らと書中の人生とを交換して満足や感動を獲得し、自らの生活を送っています。図書館は科学の殿堂であり、知識の海です。この場所では、自分のあこがれる世界の中を歩くことができます。この場所では、興味や価値の在り処を見つけることができます。医学院の一教員として、講義のない空き時間を利用して学んでいます。時間を十分に活用して学習への利用率を高め、自身の能力も高めていけば、今後の教務の大きな助けとなることと確信しております。
 図書館が日本からの寄贈図書をたくさん受けとった知り、私は非常に嬉しく感じました。それでよく図書館へ出向き、これらの書籍を閲覧しております。日本から寄贈された図書を利用しているうち、いくつか感じたことがあります。それは、紙質が良いこと、図が明解であること、種類も数も多いということです。頂いた図書は主に医学書ですが、収められている内容が先進的で深みがあり、医学院の教員が科学研究を進めるうえで大きな助けとなっています。学生にとっても、視野を広げるという効果があります。同時に、寄贈図書は図書館の蔵書を豊かにしてくれたのです。
 私達は、この知識に満ちた海で皆さんと共に学習し、図書館という様々な知識を納めた殿堂を、よりきらびやかなものにしていきます。図書館は学習をする場になるだけでなく、友人や成長を得られる場所でもあります。

牡丹江医学院 臨床1年 于竜

日本の友人からの図書をありがたく頂いて-学生の感想-(中国語原文)

 貴協会が、私達の牡丹江医学院に無償で図書を寄贈してくださった活動には、とても重大な意義があります。この活動の心血と汗の結晶が、当館にとって一番の贈り物です。図書の寄贈は、一面では中日間の文化交流と協力を強化しました。友好が増進され、中日両国による共同での発展と進歩が促進され、すでに中日関係における新たなマイルストーンとなっています。もう一面では、本学の学生達が日本の医学に対して理解を進めることができ、医学専攻の学生にとって学習と進歩の助けになっています。
 牡丹江医学院の学生達は、寄贈していただいた図書の種類が多く、内容も豊富であることに深く感謝しております。頂いた図書により、本学図書館の蔵書がとても豊かになりました。本学の指導部は、ご提供いただいた図書資源を十分に利用し、幅広い学生読者の需要に応えるため、外国語図書専門の閲覧室を開設しました。一部の英文図書を除き、大部分は日本語図書です。本学では、医学院の学生が書中の内容をよりよく理解できるよう、外国語部門から医学のバックグラウンドを持つ日本語教員を招いて、一部の医学専門用語についての講義を行いました。本学では、日本留学から帰国した医学博士が学習に助力してくれています。このほか、日本語学習を趣味とする学生も多数おり、図書を頂いたことが日本語を自習する格好の機会になっています。同時に、日本での医学に対する研究にも一定の理解が得られました。頂いた図書は、本学図書館の外国語図書を豊かにしてくれています。書中には、尊いものがおのずとあります。
 本学の学生は、主な読者として、引き続き精読し、ゆっくりと役立てていきます。 牡丹江医学院全体の学生が、あなた方の注いでくださった心血と労苦に心から感謝しております。より多くの実用的な本を提供いただけること、こうした活動がより多くなることを望んでおります。末筆ながら、貴協会のますますのご発展をお祈り申し上げます。

牡丹江医学院 図書館 李瑞秋

手を取り合って発展し、ともに輝きを創ろう(中国語原文)
―日本からの寄贈図書の啓示―

 中日文化の友好交流を促進するため、2003年の末から日本科学協会が無償で当学院に図書を寄贈してくれています。現時点で寄贈回数は17回に亘り、届いた図書は5万冊近になります。蔵書が豊かになり、当館の評価向上にも有益な貢献となりました。文化に国境なし、友情は海をも越えるという崇高な理想が十分に具現されています。
 今回の図書寄贈には以下のような特徴がありました。

1.優れた梱包、心得た輸送
送られてくる図書リストは表示が正確で、数量にも誤りがなく、精緻な紙箱での梱包により輸送や保管がしやすくなっていました。寄贈図書を頂いたのは17回ですが、はみ出たり破損したりしていたことは一度もありません。

2.全分野、多彩な図書
今回の図書寄贈活動では、日本側が中国側の要望に応じた文献を提供してくれました。寄贈図書は医学書が主体で、社会科学、自然科学など多くの分野にわたっており、特に一部の芸術類、建築関係の図書は逸品で、収集価値も鑑賞価値も優れたものでした。寄贈図書は日本語と英語が主体で、ロシア語のものも少しありました。当館の収蔵原則に合っており、大量の定期刊行物もありました。

3.資源の充実、国の検査への助け
当館には紙媒体の図書が40万冊余りしかなかったのですが、この5万冊の寄贈図書により、蔵書が大幅に充実しました。特に、当館の外国語書架の空きスペースが埋まり、2006年の国の検査では、寄贈図書が当時で既に2万冊に達していたため、検査指標の基準を満たすことができました。

4.蔵書の周知、教育サービス
この17回の寄贈図書は、到着後すぐ手配し、できる限り早く読者の目に入るよう努めました。外部への宣伝も強化して、寄贈図書の意義、価値、影響をことさらに強調しました。当院での教育、研究に高い参考価値のある図書もあり、そうした図書を更に選び出す必要があります。

5.視野の開拓、友情の増進
頂いた図書の中には、装丁から内容に至るまで、見たこともなければ想像も及ばなかったようなものがたくさんありました。文化面での視野が広がり、先進的な文化を感じ取ることができ、必然的に文化交流へのあこがれと期待が高まっています。日本の文化界が心を開き、中日文化の構築に鮮やかな色を添えてくれたのです。私達にも、中華民族の優秀な文化を日本へ伝える責任があります。文化面での交流と浸透から人々の友好的な往来に至るまで、こうした活動が末永く続き、永遠に輝くことを希望しております。

江南大学 南宫智娜

網「夫がない生活 一人で楽に暮らし」を読んで(日本語原文)

 この本を読む前の私となら、「ひとり暮らしって何ですか」ときいたら、私はきっと思わず[一切の人間関係を断つことです]と答える。しかし、私は大間違った。
 本当の一人暮らしは私の想像以上に細かい、厳しい、楽だ.約束した時必ず守らなければならないこと.なぜなら、時間通りに出ない際は何か会ったではないかと心配されますなので.出かけると際は自分を証明するものを必ず持つべきこと.家族がいないなので、これも時には自由でも時には不便だ。文句を言う人がいないから、かってに友人を呼んでパーテイーを開ける。
 私は、一人暮らしは孤立されて一人で寂しく生活するではなく、返ってもっと親密な人間関係を結ぶことだとしみじみ感じた。この世の中の人、強い人であろう、弱い人であろう、きっと誰と繋がっている.誰にもだった一人で生活できない。誰にもいつかある人に頼まれたり、ある人に助けを求めたりする。だから、人を大切にするべきだ.特に身内と身近の人、この世は人と人が繋がっている網である。

清華大学 人文学院経済研究所 教授 高淑娟(中国語原文)

清華大学 人文学院経済研究所 教授 高淑娟

 日本から図書を贈って下さりどうも有り難うございます。
 私の専門は経済学で日本経済の発展には特に関心を持っているのですが、寄贈図書には大いに助けられております。
 具体的には、次のようなことを挙げることができます。

1.学術研究において、資料は最も重要なものです。既にいただいている一部の日本経済専門書を読むことにより、日本国内の経済学学界の研究分野、研究内容、研究状況について適切な理解を得ることができますし、中日の学術界で研究されている内容について相互理解、交流、啓発の助けにもなります。

2.中国で日本経済を研究するには、系統的でタイムリーな経済データが非常に必要とされます。日本からいただいた『白書』などの資料類により、日本の国民経済の発展の状況を明確に理解することができます。中国における日本経済研究も、できるだけ日本における研究と同時並行で発展させたいと思っています。

3.学生への講義にも非常に役立っています。例えば「経済のグローバル化」問題を講義する際、いくつか日本語のデータを引用することで、実際の経済に対する学生の認識を深めることができるし、問題もデータ図表により一目瞭然にすることもできます。しかも、『白書』の付録であるデータディスクはとても利用しやすいのです。

4.日本の出版界の状況についても、初歩的な理解を得ることができました。

以上のように日本の資料を活用することにより得られる受益は、学術研究においても講義においても、浅くはないと言うことができます。
改めて感謝申し上げます!

吉林大学珠海学院図書館 目録担当 張姝(中国語原文)

 図書館に勤務する者として、まず皆様の惜しみない寄贈に感謝を申し上げます。吉林大学珠海学院では、2006年以来、合計8000冊余りの図書を日本から寄贈いただいています。
 図書寄贈事業のおかげで当館での図書購入費を削減することができ、業務効率も向上しました。寄贈図書は幅広い分野に亘っており、哲学、歴史、政治、地理、文学、芸術、教育、自然科学など多くの学科や領域をカバーしているため、当館自体が購入した日本語図書の偏りを補ってくれています。これらの日本語図書は、蔵書を量的に増やしてくれたばかりでなく、質的にもより豊かなものにしてくれました。
 日本語図書は、配架するや多くの日本語専攻の学生や教員、そして日本語に関心のある人たちに高く評価されています。日本語のオリジナル図書は非常に好まれています。これらの図書は、日本語学習に役立つだけでなく、日本の概況や歴史といった知識を増やすこともでき、また日本語学習への興味をかき立てるものでもあります。日本の歴史文化、政治・経済、文学、哲学、地理、民俗などの学習や研究に豊富な資料を提供してくれています。
 図書の寄贈を通じて、中日の学者の文化交流が促進され、両国の友好が増進されました。この場を借りて、中日両国の友好の発展に対する皆様の偉大なる貢献に感謝を申し上げます!今後もより優れた、全分野に亘る日本語図書を提供していただけることを希望いたします。最後に、中日両国の友好が永久であることをお祈り申し上げます!

江南大学外国語学院 王柳

心から看護する(日本語原文)

江南大学外国語学院 王柳

 日本の医療システムに興味をもって、「看護―ベッドサイドの光景」という本を借りた。
 確かに看護婦の患者の回復へ果たす役割は見逃しがちだ。まず医師に比べて、彼女たちは言うまでもなくかなり低く位置づけられる「手伝い人」でしかない。そして多くの患者から見ても、そのような仕事は決して医師と同じように尊敬すべき仕事ではない。
 だが忘れられないのは、戦場を思わせる病棟という場で、患者の精神的な苦痛と肉体上の苦痛を受け入れ、どうしても早く楽にさせようと看護するのは他人ではなくて、看護婦だ。特にエイズ患者や末期がん患者など、回復の見通しがない患者にとって、支えは看護一つになる。と同時に、このような看護を担当する看護婦としては、死の怖さから助けてくれたのはビジネス上の責任ではなくて、潤いのある心だろう。だから心からの看護なのだろう。
 この本を読みながら、私もかけがえのない人生に関してつくづく考えてきた。誰にも何よりも大切なのは生きがいだろう。それで、私も看護婦のような人になりたい。心をこめて、助けの必要な人々を手伝うかぎり、潤いのある人生の花が咲くと信じている。

江南大学 丁彬(日本語原文)

江南大学 丁彬

 世界では各国の文字はそれぞれがある。でも、ある文字を書いて一つの芸術形式になれるのは漢字だけではないか。漢字というと、中国人の偉い発明であるし、もちろん、いまの日本語中にも存在する。漢字を書く芸術は中国では書法と称するとともに、日本では書道といわれるし、美術において一つの重要な種類である。
 当然、歴史なら、中国書法は日本書道よりもっと悠久である。「日本の書道は漢字の導入に伴って発展するのであった。漢字の部首と局部の描画線にもとして創造された仮名が出現した前に、日本で用いる文字は中国のに比べて同様である。仮名の出現、日本書道に新鮮な血を注いだから、日本書道芸術の独特なスタイルの形成に対して深く響いていたようである。

江南大学外国語学院  唐蕙 洁

宝塚歌劇ブームから得たヒント(日本語原文)

江南大学外国語学院  唐蕙 洁

 日本の首席劇団とされる宝塚歌劇団は、国の宝のような存在である。僅か95年間の歴史は、約二千年間の日本史と比べれば、特に短く若若しく感じられるが、この若い劇団は、年に4500回の公演が開催されている。そんなに多くの回数で公演が行われているにもかかわらず、チケット一枚がなかなか入手できない場合もある。本稿では、時代をキーワードとし、宝塚ブームが起きる原因を具体的に分析し整理し、エッセンスを抽出し理解し、参考になる部分を選び、自国の文化と芸術の形式を整えるのに少しでも役に立ちたいと思う。
 もちろん、どんなに人々に追いかけられ崇拝されているかにかかわらず、宝塚歌劇は多彩で華麗な外観の光の輪の下で、不足や未だ気づかない憂いが隠されているはずである。創立されて以来、日本の芸能界で絶えず宝塚歌劇団は首席劇団とは呼べないと指摘されるが、本稿では中国人の視点から、国際舞台へ発展し続けるポテンシャルを阻止する面に関する独特な見方を提出したい。上記の宝塚歌劇ブームから得た情報やメッセージを組み合わせ、宝塚歌劇ブームの中から得たヒントや啓示を論じるのが本稿の目的の一つでもある。

江南大学外国語学部 李丽洁

社会意義から見る日本人の微笑(日本語原文)

 周知のように、日本人の微笑はそれが曖昧に複雑で「世界第1」称されるが、欧米諸国はこのような儀礼とする微笑について非常に不可解のだ。しかし、微笑に対する重視に従って、ここ数年来の世界各国は微笑の研究と微笑運動(※)の発展はきわめて迅速だ。
 本論文はまず、歴史背景と文化背景から日本人の微笑の形成を分析し、それから例を挙げながら日本人の異なっている場所の微笑を通じてその複雑さと曖昧さを説明し、最後に日本人の微笑の作用を分析することを通して、微笑が社会に対する重要な影響を説明して、特に中国文化建設への推進作用を研究する。
 微笑は見たところ簡単に普通で、しかし意義が重大だ。日本人の微笑に対する研究、更に深く日本の歴史と文化の特徴を理解できるほかに、世界文化の交流を促進して、更に重要なのは我が国に微笑運動の発展を促進し、微笑の社会に対する影響を拡大し、中国特色がある調和がとれている文化を発展することだ。
(∗)微笑運動とは微笑をめぐって、大衆に呼びかけてシリーズの活動を組織することである。

江南大学外国語学院 劉麗麗

「日本人と中国人」についての感想文(日本語原文)

江南大学外国語学院 劉麗麗

 日本語を初めて勉強してからずっと日本人と中国人の違いを知りたかった。この本は簡単に違うところを説明するではなく、両国の歴史を遡ったり、実際の状況を分析したり、根本の原因を見つけた。筆者はいろんな方面のことを繫がって詳しく比べた。それに、日本人と中国人を客観的に分析しているのもありがたいと思う。
 文章を通して私は以前持っていた疑問が解けたり、不思議なことも自然になってくる。やはり何もしらず自分の国の考え方で他国の人を判断するのは失礼で大間違いだと思う。
 この本をまだまだよく理解できないが、これから私ももっと真実を見つけようと思う。

江南大学外国語学院 劉清潔

『論語』について(日本語原文)

江南大学外国語学院 劉清潔

 この日本語の『論語』はまだ読み終わっていない。まだ半分しか読んでいない。しかし、初めのところにある「学びて時にこれを習う,また悦ばしからずや.朋あり遠方より来る、また楽しからずや。人知らずして怨みず、また君子ならずや。」といった文が私は一番印象深かった。私は本当にこの文の日本語の読み方が大好きだ。なんか古い時代からの音が響いている感じだ。黙ったまま読んでも、大声を出して読んでも、そういう感じがする。
 二番目の文は「志を同じくする者が遠くから訪ねるのは嬉しいことではないか。」という意味だ。それはそうだ。味方がいたら、人生も美しくなるかな。 これからゆっくりこの本を味わおうと思う。

江南大学外国语学院 張弥娜(日本語原文)

江南大学外国语学院 張弥娜(日本語原文)

 『朝日キーワード2002』を読んだ後、いろいろと考えた。この本に通じて、日本の各方面の事がもっと分かるようになった。政治、文化、科学技術だけじゃなく、スポーツ、医療福祉、くらし、経済、国際・・・この本は、これら各分野共々詳細に書き込んであっている。
 2002年の日本では何か起きたのか。この本は立派な記録である。視野が拡大できる上、事件を観察する視点もより多くなり、キーワードの内容をもっと深く理解できるようになった。特に、私たち中国人にとって、全面的に日本社会の情況を把握するため、全面的に日本の事情と接触することは必要である。
 ただ2002年の日本の状況を把握するだけではまだまだ足りない。『朝日キーワード2002』のような本は、これからももっと読み続けたいと思う。

江南大学外国语学院 陳晨

江南大学外国语学院 陳晨

 「日本古典文学作品選読」の感想文(日本語原文)
 最近「日本古典文学作品選読」という本を読んだ。今、日本文学を学んでいる私にとって、この本はすばらしい日本古典文学作品について詳しく紹介してくれて実に役立つと思う。例えば、「古事記」とか、「源氏物語」とか、「雨月物語」等もあるので、これらの選集を読むことを通じて、よりよく日本の古典文学を理解して、その美しさを味わうことができる。
 特に中の「枕草子」に出ている次のような文を印象深く覚えている。「同じ所に仕えている人で、お互いに慎みあい、少しのすきななく、気を配ると思われる人が、最後まで欠点をみせないということはめったにないものである」。確かにそのとおりで、いくら完璧に見える人でも、長い間付き合えば、その人の欠点をいくつか発見することができる。だから、この句は「短所一つもない人はいない」と言う人生の哲理を明らかにしていて、感動した。昔の人はもうそういう道理が分かっているのに対して、現代人の私たちは時々その意味が分からないのは本当に恥ずかしく思っている。

江南大学外国语学院 陳瑶

男尊女卑と男女比率(日本語原文)

江南大学外国语学院 陳瑶

 一定の原因は相応的な結果をもたらす。われわれも結果を通してその原因を推測できる。
 中国は古代から、文化と技術をもってほかの国々をひきつけた。儒家文化は中国の伝統的な文化である。この文化は中国の二千年の封建社会の主導的な文化として残されていた。男尊女卑は儒家文化の一つである。この思想もほかの東アジアの国々に影響を与えている。今では、中国、韓国、べトナム、シンガポールなどの国は男女出生比率が不均衡である。私は最近『人口分析ハンドブック』という本を読んだ。正常の男女出生性別比は103:100から107:100の間であると書かれている。アジアのたくさんの人は男尊女卑の思想の影響のせいで超音波を通して女の子であると分かったとたんに中絶技術を行う。
 ところが、東アジアの日本は男女出生比率が均衡である。では、今の日本は男尊女卑の思想がもう存在されていないか。確かに、この数年、日本の女性の地位は上昇している。しかし、2007年、米国の『ニューヨーク・タイムズ』は、国連開発計画(UNDP)の一つの指数によって、日本は世界では、男女が最も不平等の富国になるということを報道した。では、なぜ日本は男女出生比率が不均衡という状況がないか。一番目、日本の社会保障制度はほかのアジア国より比較的整備されている。人々は老後息子だけを頼る考えが一定の程度から言えば薄れている。二番目、日本は先進国で農村は機械化である。アジアの発展途上国や中国は肉体労働力としての男性が求められる。三番、今、日本は高齢化社会に入っている。若い人は子供を生みたくない。男尊女卑は就職などの分野に表されている。子供の出生の方面ではほとんどない。たぶん、ほかの原因もある。これは不十分の分析であるかもしれない。
 事々の原因は確かに複雑である。われわれは現実の生活の中で、充分に考えることが本当に重要である。

寧波大学図書館 李農

「財団法人日本科学協会」よりご寄贈の日本語書籍の整理における感想(日本語原文)

 大学図書館に勤めて30余年になる私は、主に中国語書物の整理を担当いたしておりますが、日本語を少し覚えていると言うおかげで、寧波大学図書館が「財団法人日本科学協会」より日本語書籍のご寄贈をいただくことをきっかけに、日本語の書物の整理も始めてきたわけでございます。後4、5年で定年になって図書館を離れることになっているにもかかわらず、それまでこの仕事を成し遂げさせていただくことに致したいと存じます。
 寧波大学の日本語教育は、1994年に学部生初募集、2006年に大学院生初募集ということで、発足がかなり遅いほうでした。特に1994年に初の学部生が入学した時点、寧波大学図書館には、日本語の原版書物はほとんど無く、日本語の書物と言うのはただ、中国で出版された日本語の教科書や参考書、たまには寧波大学にいらっしゃった日本人教師が外国語学院の資料室に贈った本ぐらいしかなかったので、学生にまで利用させてもらうのは非常に難しかったのでございます。
 ところが、「財団法人日本科学協会」より日本語書籍のご寄贈をいただいてから、寧波大学図書館は、館内に「日本語文庫」を設けて、「財団法人日本科学協会」よりのご寄贈を収蔵し、学校の教師や学生に利用してもらえるようにしております。「日本語文庫」へ行って、皆がそこで夢中に日本語の書物を読んでいるのを見る度に、中国の大学図書館に日本語の書籍をご寄贈なさる「財団法人日本科学協会」に感謝の気持ちが心より沸き起こってきます。皆様のご援助のおかげで、今の学生たちは中国にいながらにして、日本文化の真髄を学び取ることができ、日本の風土人情や、歴史、文化教育および科学技術を接することが出来るようになったからです。また、そのおかげで、教師たちは、学校教育や科学研究に役立つ豊かな資料を利用できるようなったわけです。それに、「財団法人日本科学協会」よりの無償のご寄贈のおかげで、寧波大学図書館は、日本原版の書籍を購買する経費難が軽減されたばかりでなく、蔵書も大いに豊富にされたというわけで、すでに寧波地方ないし浙江省東部地方においても日本語書籍の収蔵が最も多い図書館の一つになりました。
 私は自分の担当している日本語書籍の整理という仕事を非常に愛しております。ご寄贈の書物が図書館に届くと、いつもほかの仕事を放っておいて、すこしでもよいですが、皆が一日早く新しい日本語の書物を読めるように、なるべく早く、その届いた書物を整理編目して、図書館の「日本語文庫」へ運んでもらいます。知識に飢えている学生たちのために、更に多くの、更によい日本語書籍のご寄贈を心よりお願いいたしております。

遼寧対外経貿学院 日本語教師 王 連娣(日本語原文)

遼寧対外経貿学院 日本語教師 王 連娣

 私は遼寧対外経貿学院の日本語教師です。貴協会から送ってくださっている書物を毎回必ず興味津々に拝読いたします。そして、新しい図書が来るのを期待しております。今度の書物は以前より日本語専門のものが多くなったような感じがしました。日本語科の先生たちも学生たちも大喜んでいます。日本語先生にとっては、講義作成に有利な参考資料となり、学生にとっては、自習の最高の書物となりまして、大変助かりました。
 書物は人間の魂を支えなくてはならない必須品です。本の海洋を泳いで、ますます豊かになり、充実になるような感じがします。この精神的な食糧を与えてくださったのは貴協会です。何回も本学院に書物を寄与してくださり、大変ありがとうございます。教育の面にも、学習の面にも大変役に立ちました。私はしょっちゅう図書館で本を立読みます。よく学生のまじめで楽しそうな読書姿を見かけます。たまに食事さえも忘れる子もいます。感心しています。
 今までいろいろお世話になりました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。貴協会のますますご繁盛の上、ここよりお祈りいたします。

遼寧対外経済貿易学院図書館職員 王洪峰(中国語原文)

遼寧対外経済貿易学院図書館職員 王洪峰

 日本科学協会の皆様 こんにちは
 私は外国貿易学院の図書館で働いてからすでに5年間になりました。ここへ来てから、私はずっと協会の図書贈呈の関係仕事に接触してきました。日本語図書の選択、加工、収集などに関わっている間、協会の贈った図書の数量と品質はすべてますます高くなっていることが感じました。このような真実と熱心によって、私ともの友情が末永く続き、合作ももっと楽しくなりました。
 貴協会の助けのもとで、わが学校のオリジナル日本語図書はすでに大体の規模ができていて、今すでに専門の日本語原版の書庫を創立し、その中は管理、文学、言語、政治、経済、芸術などの多くの学科を含んでいます。この書庫の創立はわが学院の図書館の1つの特色となっていて、日本語専門の学生に日本語専門知識の勉強に保障しただけでなく、より多くの日本社会、政治、経済、文化など各方面の知識も勉強することができました。また、わが学院の日本語の先生の科学研究のために多くの助けを提供しました。 先生と学生達から好評を受けました。これは貴協会の一貫としている支持と助けと切り離すことができません。貴協会との合作によって、私達図書館は大きな恩恵を受けました。これによって、これからも貴協会と友好往来の信念を固め、この友情を永遠に維持していきたいと思います。
 貴協会の支持に感謝して、各位の先生立ちの健康を祈り、ご家族の幸せを祈ります。時間があれば、わが学院に見学と指導に来ることを歓迎いたします。

大連海事大学図書館員

図書贈呈の意義

 日本科学協会は積極的に“図書”プロジェクトを展開し、これらの学科が広く、内容豊富な図書は高等大学の教学と科学研究の中で大きな効力を発揮しました。同時に、中国の大学生が日本の社会、歴史と文化を理解する新しい窓口を提供してくれました。日本科学協会の日本図書贈呈というプロジェクトの完備は我が国高等大学図書館の経費不足と資源不足の問題を解決することに役立って、我が国の読者のためにもっと多くの種類、もっと高い品質の日本語原版の本を提供することができます。
 大連海事大学はこのプロジェクトの受益者の1つとして、2005年から日本科学協会から図書をいただいており、2010年4月まで、わが大学は日本語図書82041冊をいただきました。この部分の日本語図書がわが大学の日本語の文献資源を豊かにするだけでなく、日本語教育の需要も確保し、日本語学科学生の学習意欲を奮い立たせる積極的な役割も果たされました。
 このために私達は日本財団と日本科学協会に対し、崇高な敬意と心からの感謝を表します。同時に日本財団と日本科学協会が引き続き中国の教育事業の発展に関心を持って、支持することを望みます。

大連理工大学伯川図書館原書閲覧室責任者 王唯緯

日本科学協会からの寄贈図書について(日本語原文)

 私は、大連理工大学伯川図書館原書閲覧室の責任者です。目前、閲覧室には9万冊近くの英文原書と2万冊あまりの日本原書が収蔵され、そして日本原書は絶えず蔵書に入れています。
 以前、いろんな原因で図書館の日本原書は比較的に少ないので、ゆえに各種のルートから日本原書を補充して読者のニーズに応えようとずっと期待しています。
 幸いなことで、日本財団の創始者の笹川良一様及び息子の笹川陽平様は、中国へ系列的な寄贈図書の援助プログラムを展開しました。寄贈図書には教育、医療、経済、環境保護、貧困助けの開発など多くの領域が含まれ、中国の科学進歩と発展を推進することには、積極的な役わりを果たすと思っています。
 日本科学協会のアジア国家・地域との交流・合作プロジェクトは、1997年7月から正式に切り開いたのです。「教育・研究図書有効利用プロジェクト」は日本財団の助成で中国大学へ実施されたプロジェクトです。プログラム内容は日本の企業、大学、研究機関、出版社などの協力した下で、必要な図書を収集し、また、内容と領域により分類・整理してから、海外の大学・研究機関に贈与するのです。これで教育と学術研究に貢献し、日中両国お互いの理解を促進し、友情を深めようとします。
 2005年7月14日、日本科学協会の担当者達が我が大学を訪問するとき、日中両国の学術文化交流を促進するために、「教育・研究図書有効利用プロジェクト」について、双方は共同認識を達成し、備忘録に調印しました。今まで、うちの図書館は何回かに日本科学協会からの寄贈図書を3万5千冊くらい受けました。そして、さらに多くの寄贈図書を絶えずに受けています。
 日本科学協会からの寄贈図書はすべて日本原書です。内容は歴史、言語文学、法律、政治、哲学、医学、数学、物理、化学、工程技術など広範な領域に渉っています。中の多くは文学、政治経済学、政治、社会生活、歴史と哲学です。寄贈図書はわが館の日本蔵書を豊富になされ、本大学の日本文化研究と教授・勉学には積極的な働きを果たしています。
 わが図書館は日本科学協会からの寄贈図書には非常に重視します。目録作成は分類して科学的管理し、原書閲覧室に(506室)並べます。読者が多角度で、全方位で日本社会の経済文化と科学技術を了解するために窓を開きました。目前、統計により寄贈図書の使用率は、機械工程と機械製造が28.57%に達します。文学芸術、自然科学と政治・社会生活はそれぞれ16.67%、14.29%と11.29%に至ります。専門は日本語以外、多くの学生は、英語など欧米言語を勉強する同時に、日本語を第二外国語として勉強しています。彼らは、日本の先進的科学と技術には大きな興味が現れます。ですから、日本先進文化と技術を代表する書籍、特に工程技術方面の図書が本館に入れることを期待しています。
 図書館の同僚と読者を代表して寄贈図書をしてくださった日本科学協会へ感謝と深い敬意を表したいと思います。書架に並べている貴重で斬新な日本原書を見て、これら図書は私たちと日本人民の間に友誼の架け橋を掛けたと深く感じます。

遼寧師範大学図書館 劉桂娥

時間は私達に経験、読書は私達に知識を与えた(中国語原文)

遼寧師範大学図書館 劉桂娥

 書籍は人類の進歩の階段で、人類の精神の糧です。当大学と日本科学協会との図書寄贈に関する覚書の提携により、中国の受益大学の一つになりました。今まで、日本科学協会から寄贈図書を4万冊余り頂きました。
 シェークスピアはかつて言ったことがあります。生活の中に書籍がなければ、まるで日光がないようです;知恵の中に書籍がなければ、小鳥に翼がないようです。日本の寄贈図書はまるで新鮮な血液のようで、私達の図書館の蔵書は充実しました。当大学の教師と学生が、日本の政治、経済、科学技術などの現状をよく理解できたばかりではなく、中日の間の文化交流も促進し、またいろいろな視角から国際の動態が分かりました。
 日本人が本を大事にする精神を私達は学ぶべきです―図書寄贈の方法により、図書の利用率をこの上もなく高めました。このような方式は私達が参考にすることに値します。図書館内の利用率は高くはないので、年代はかなり古い図書について、私達は更にそれらを必要とする所に贈呈し、図書の利用率を高めると同時に、図書館の蔵書の空間も拡大することができます。
 寄贈図書の質は非常に良くて、紙の質も図書の装丁の技術もすべて一流です。寄贈図書の分野も広く、政治、経済、歴史、文学などの社会科学や、物理、生物、医学などの自然科学も大量あり、読者の視野を広げております。
 これらの良い本は私達が学んで、大事に所蔵することに値します。

長春師範学院図書館(中国語原文)

 当大学の教師及び学生は、図書はちょっと古くて、特に経済関係、コンピュータ関係の図書は既に今の発展にあまり合わないと思っております。
 学生にとって、図画がある読みやすい本を寄贈していただいております。例えば小説、漫画、日本語の文法、国際1、2級の図書です。
 日本の文化を日本語の授業で染み込ませるために、教師は日本の風俗習慣、文化に関係する図書を希望しております。
 日本語の文法、童話など学生が自分で楽しく読める図書をいただきたいです。

大連海事大学からの感想文(4名分/中国語原文)

•私は、外国学院の日本語学部の学生です。日本の寄贈図書を読んだおかげで、視野が広がり非常に役に立っております。
 多くの図書は、特に私たちの専攻に役立っていて、日本で出版された日本語の図書から、日本人の経済、法律等における立場と視点を学ぶことができました。心より感謝しております。今後もっと多くの図書を寄贈してくださるよう切にお願いします。

•私は、日本に留学したことがある教師です。私は、日本語教師や日本語の専攻ではないですが、日本語の図書に深い興味を持っており、日本語の図書を読むことを通じて、日本と日本の文化のことが分かり、日本語の言語科学に対し深く理解できるようになりました。日本科学協会が与えてくださったこのようなよい読書の機会に対して感謝します。

•私は、日本語学部の学生です。最近、日本文化に関する本を何冊か読みました。これらの図書を読んで非常に良い勉強になりました。良い勉強になった図書はすべて日本からの寄贈図書です。これらの図書により、たくさんの知識を学ぶことができ、日本語の勉強になると同時に日本の文化もよく理解することが出来ました。日本文化の勉強により、日中両国の交流をより活発にすることができます。今後私たちの交流を永遠に継続していけるよう期待しております。

•寄贈図書の中の日本文学史を読んで、得たことは大きかったです。このシリーズ物の本は私の視野を広げたばかりではなく、知識も増加し、中日の文学の相違まで色々と連想することができました。

 日本の文学は中国の文学ほど歴史は悠久ではありませんが、大陸の文化の影響を受け入れると同時に、独創的な特色が形成されており、中国の文学とは本質上の違い、独自の価値の体系が形成されています。
 文学とは何か?日本文学とは何か?この本を読んで日本の文学が分かると同時に、思わず中国の文学とは何か?と、中国の文学に対する誇りと反省を考えさせられました。それが読んだ後の最大の収穫です。
 21世紀は各国の文化が相互にぶつかり合い、融合し合う新時代です。地球村はますます小さくなり、私たちは一衣帯水の東の隣国である日本の文学の文化に対し、見て見ぬふりをすることができません。日本が今日の繁栄を得ることが出来た原因は、その文学史の中から原因を探求することができます。
 心からもっと多く学び、分かることができる日本の資料と図書を読むことができるように期待しております。

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