トピックス
- 2019年11月27日
- 2019年知識大会開催のレポートをブログに掲載しました。
- 2019年11月20日
- 2019年知識大会開催の様子が人民中国に掲載されました。
日本知識大会とは
中国の大学で日本語を学ぶ大学生を対象に、日本に関する知識や日本語能力の検証の場となる大会「日本知識大会」を全国規模で開催しています。中国には約500校の日本語学科設置大学があるといわれていますが、1/5を超える大学が一堂に会して、“日本知識を日本語”で競うもので、中国の日本語教育界にも大きな影響力を持つイベントとなっています。この大会を通じて、日本への理解や関心を深めるとこと、日本語学習のモチベーションを高めること、日本語学習者間の交流を深め、"知日派"の育成を図ります。
「日本知識大会」の始まり
日本知識大会は2004年6月、黒龍江大学等に対する「図書寄贈式」に関する事前打ち合わせの際、式典と併せて実施する余興について検討していたところ、黒龍江大学の担当者から日本に関するクイズ大会について提案がなされたことがきっかけで始まりました。
それまでの余興と言えば、日本の歌や踊りなどのパフォーマンス中心でしたが、クイズ大会であれば日本語学習者の日本語力や日本に関する知識を確認する機会となり、本プロジェクトの趣旨に合致するということで、2004年9月「図書寄贈式」と併せて「笹川杯日本知識クイズ大会」として、第1回目の大会が開催されました。
中国において、日本知識大会のように特定の国にテーマを絞ったクイズ大会は他に類がなく、日本理解促進という点からも画期的で効果的なイベントと言えることから人気を博し、ハルビン市レベルからスタートした本大会も、現在では全国規模に成長し、毎年100大学余が参加するビッグイベントとなっています。

笹川杯全国大学日本知識大会2023
開催概要
開催日: | 2023年11月3日、4日、5日 |
開催大学: | 中国人民大学 |
参加人数: | 100大学300名予定 |
主 催: | 日本科学協会、中国人民大学 |
特別協賛: | 日本財団 |
協 賛: | |
後 援: |
対戦結果(2019年)
団体戦 | |
特等賞 | 電子科技大学 |
一等賞 | 信息工程大学洛陽校区、南京工業大学 |
二等賞 | 上海外国語大学、華東理工大学、中南財経政法大学、南京大学、天津外国語大学 |
個人戦 | |
特等賞 | 楊宇恒(信息工程大学洛陽校区) |
一等賞 | 唐勁(広東外語外貿大学)、方思穎(南京大学) |
二等賞 | 呉泌霖(同済大学)、王瀟慶(聊城大学)、楊煜暉(天津外国語大学) |
三等賞 | 宋鈺(内蒙古大学)、張慶芳(南京信息工程大学) |
※団体戦上位3大学と個人戦上位6名、開催大学である南京大学チームについては、2020年2月中旬、日本に招聘し、日本の大学生等との交流や文化体験、社会見学等を通じて等身大の日本を知ってもらう予定です。
開催の様子









参加者の声

笹川杯 -夢の力-
大連外国語大学大学院1年 汪逸晨
初めて「笹川杯」に接したのは2008年の9月か10月で、大学に入って間もない頃でした。当時まだ大学1年になったばかりの私は、日本語はさっぱり分かりませんでしたが…

「団体戦の勇者たちへ」
寺田昌代 (対外経済貿易大学外籍講師)
「笹川杯って作文ですか?スピーチですか?」笹川杯全国大学日本知識大会の存在を知らなかった私は全く素っ頓狂な質問をしたものです。