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日本科学協会とは
写真:会長
ごあいさつ

 今から85年以上も前、1924 年(大正13 年)に、国内の科学者200 余名が参集して、科学者相互の協力と科学知識の普及を目的とした財団法人 科学知識普及会が発足しました。そして、1944年(昭和19年)に財団法人 日本科学協会と改称し、戦後の長い歴史を経て、1976年からは日本財団からの資金交付を受けて、若手研究者のための研究助成を主たる業務として実績をあげて参りました。この研究助成の特色は、若い研究者自身が発想する萌芽的な研究で、かつ他から助成を受けにくい分野の研究を支援するところにあります。すでに過去25年間に7,000件以上の研究課題に対して総額40億円余の支援を行ないました。また、青少年のための科学体験祭りや、体感型科学実験装置の作成等、科学に関する各種の事業を進めて参りました。一方、1999年に始まった研究・教育図書寄贈プロジェクトでは、中国28大学1研究機関に対してすでに約280万冊以上に及ぶ日本の図書を寄贈し、中国若年層の日本理解に寄与してきました。
 そして、2012年度(平成24年)からは、公益財団法人 日本科学協会として再発足し、今まで以上にこれからの日本の科学振興のために力を尽くしてゆく所存であります。
 国の第3期科学技術基本計画(平成18年度から平成22年度)では、モノからヒトへ政策の重点を移して、人材を育成することと、社会・国民に支持され、成果を還元する科学技術を進めるということが基本姿勢にうたわれました。しかし、2011年3月11日の、東日本大震災とそれに続く福島第一原子力発電所の事故発生により、平成23年からの第4期科学技術基本計画の決定は延期され、期せずして国民ひとりひとりが、科学の在りかたについて考え直す機会となりました。日本科学協会は、国の政策に沿いつつも、民間の公益財団法人として、自由な立場から、日本の科学のために事業を展開していきたいと思っております。科学と科学技術が世のためヒトのために還元されて、社会の中で健全に発展してゆくように努力してゆきたいと思います。今後ともよろしくご支援のほどお願い申し上げます。

公益財団法人 日本科学協会
会 長 大島 美恵子
(医学博士・東北公益文科大学名誉教授)

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